桃太郎探偵 「万引き少年 逮捕!?」
こんにちは、岡山の ” 桃太郎探偵 ” です。
探偵という職業をしていると、日常に潜む違和感にふと気付くことがあります。
この夏の事ですが、場所は、岡山市内のとある大型量販店。
明らかに視線・動きに違和感を感じる少年がいました。 2人組で年は12~13歳といったところかと。
その日は、完全プライベートだったので、あまり周りを意識などしていなかったハズなのに、ヒシヒシと伝わってくる怪しさ・・・
眼が語ってきました。
少年2人の眼 :「僕ら、これから、(万引き)やりまっす!」

店員さんは、周りにはいなかったので、少年らは、防犯カメラと私たち数人の客の動きを気にしながら、
お気に入りのブツをしっかりと握りしめ、死角へ死角へと動いていました。
その時、” 桃太郎探偵 ” は、2つの行動を考えました。
① 威嚇をして、万引き行為をあきらめさせる。
② まず実行(万引き)を見極める。※何をどこに隠したか。
探偵の習性かわかりませんが、自然と ②を選択していました。
” 桃太郎探偵 ” が他の商品をまじまじ見るふりをしてスキを作った瞬間、
すぐさま一人の少年が、ななめ掛けのカバンにお気に入りのブツを入れました。

満足したのか、安心したのか、ホッとしたようにも見えました。
しかし、少年らは、まだヤルつもりなのか、店を出る気配はありません。
” 桃太郎探偵 ” は、近くにいた店舗の社員の方に下記のように状況を伝えました。
・2人組の少年が、〇〇と言う商品を万引きした現場を目撃した。
・まだ店内にいると思う。
・商品を返し、謝罪したら、大事にはしないであげれますか。(知り合いの子供かもしれないので、と理由をつけて)
店員さんは、現場を見ていないので、上司に相談したさそうだったが、
「お客様の知り合いのお子様でしたら・・・」と言って” 桃太郎探偵 ”に任せてくれました。
その後の流れは、みなさん どう予想します?
1、とぼけられた 2、逃げられた 3、払うつもりだった 4、殴られた などですか。
答えは、すべてNOです。
恥ずかしいのであまり書きたくないですけど簡単にだけ。
STEP 1 少年たちの会話から名前が分かったので、少年の名前を大きな声で呼んで少年の父親の友人のフリをして、少し話をした。
STEP 2 万引き行為が、バレているぞと伝え、商品の返却と謝罪を勧める。
STEP3 最後に、本当は、少年らの事は全く知らないと告げる(笑)
店員さんも配慮してくれて、商品棚の物陰に来てくれて、
少年たちは、店員さんに商品を返し、深々と頭をさげて帰っていきました。
店員さんも、粋で、「次は買い物しに来てな(笑)」だって。
少年たちが、今後、同じことを繰り返さないことを祈るばかりです。
小売店での万引きの被害総額は、4,615億円と言われています。
1日あたり12,6億円になります。
薄利多売の小売業の方の悲痛な叫びが聞こえてきます。
お客様を疑いたくない、But 万引きは食い止めなければ!
こんな気持ちだそうです。。。
つい出来心とか軽犯罪とか思っている人もいますが、
万引きは、刑法第235条の窃盗罪です。
今回は、探偵さんが万引き現場に出会った時のお話でした。

(こんな感じにならなくて良かった・・・フゥ)

次回は、「ある調査中の睡眠時間」について書きます。
では、また遊びに来てください。
岡山の正義の探偵 ” 桃太郎探偵 ” でした。
総合探偵社
ガルエージェンシー岡山駅前 http://www.okayama-galu.com/
2 件のコメント
いいお話ですね~(´- `*)
こんなかっこいい大人たち(勿論、探偵さんと店員さん)が増えたら、
子供たちも脇道に逸れそうになっても、大丈夫ですね!
くーさんへ
「ご近所のつながり」「世間の目」「お天道様に見られている」
こんな人とのつながりや価値観を大切にしていきたいですね。